娘が生まれ、第一子でもあり、授乳にひと苦労しました。
出産した産婦人科では授乳室があり、そこにお母さんが集まり我が子に授乳をするシステムだったんですが、
私はなかなか母乳が出ず、プラス、生まれたての娘も上手に飲めず、でとても時間がかかったのを覚えています。
私の向かいに4人目を出産した、というお母さんが手慣れた手つきで授乳し、スピーディに授乳室を出ていく姿に、なんで私は満足に飲ませてあげられないのだろう、と自分を責めました。(いわゆるマタニティブルーってやつですね)
その後も、思うように母乳を飲まない、粉ミルクも飲みが悪い、と授乳に関してはすごく悩みました。
産後はいつも以上に自分を責めたし、追い込んでいましたね。(今振り返ると分かるけど、当時は必死すぎた)
離乳食がはじまり、母乳や粉ミルク以外のものを与えられるとなったとき、心の底からホッとしたのを覚えています。
これで私がいなくなってもこの子は生きていけるって(だいぶ思い込みすぎですよね、でも母はみな必死なんじゃないかな。)
そういう背景があり、離乳食は頑張りました。
と、同時に娘の口に入れるものなので、野菜や果物、お肉に関して、初めて産地などの情報やその安全性も気にするようになりました。
私の選んだもので、娘の体は作られていく、と考え、その責任の重大さに震えました。
育休中は普段参加できないような、食育のイベントにも娘と一緒に参加しました。
まだ6ヶ月の娘を抱っこしながら試食をしていると、
近くに座ったお母さんと息子さんが一緒に試食品を食べていました。
私の娘はまだ一緒に同じものを食べられないけど、
あの子はお母さんと一緒のものを食べている。
娘も今はこんなに小さいけど、ご飯を食べて体も大きくなるんだな、って。
食べ物の栄養ってすごいんだな、って感動しました。
そして、娘と一緒に早く同じご飯を食べたいなって思いました。
家族で同じものを食べるって、当たり前だけど本当に幸せなことですよね。
大人はもう体が成長することはないけれど、子供はどんどん大きくなっていく。
それが日々口にしている食べ物からの栄養なので、「食べること」ってものすごく普通だけど大事です。
そして、食べる環境も大事。「こ食」にならないよう気を付けています。
「こ食」とは、次の9つのことをいいます。
・孤食
・個食
・固食
・粉食
・小食
・濃食
・子食
・戸食
・虚食
私は「孤食」「個食」を特に意識しています。
まだ小学校低学年ということもありますが、朝・晩ご飯は家族で必ず一緒に食べます。
また、お出かけしたときの外食がフードコートの場合でも、なるべく娘と同じお店を選びます。
※娘はうどん、私はハンバーグ、夫は餃子定食、のように家族でバラバラなものを食べないようにしています。
ハンバーグが食べたくても、娘がうどんなら、私はかま玉うどんにしたり。
夫はそこまで我慢しなくてもいいじゃん、と言いますが、
「娘がまだ小さい今だからできること」だと思っています。
日々の食生活が、体と心を育てていくと思っています。
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