こうしたら美味しいかも!
とか、
これとこれ、一緒に料理に使ったら美味しいんじゃない!?
ってひらめくことありますか?
私、あまりないです。
仕事ではアイデアがひらめき、それを実践して、上手くいったー!やったー!ってことは多々あるんですけど、
料理ではないんです。
なんで私は料理のアイデアがなかなか浮かばないんだろう
頭の中でモヤモヤしていることを書き出してみました。
味の引き出しが少ない
そもそも知っている味が少ないです。
それは小さい頃の食文化や住環境に影響されたと思います。
田舎だったので、自宅周辺に気軽に行ける飲食店がありませんでした。
私の舌は、母の手料理の味で完成したといっても過言ではない。
そんな母のレパートリーも決して多くなく、そして味付けも薄め。
お料理に使う調味料も、粉末かつおだし、塩、しょうゆ、砂糖、くらいじゃないかな。
味付の種類も少なく、ほぼ塩コショー。
もしくはしょうゆオンリーだった気がします。
味の足し算ができない
知っている味が少ないのもネックだけど、例えば、
ミネストローネを作ったけど、何かが足りない。
その「何か」が分からない。
塩なのか、コンソメなのか、コショウなのか。
塩だとしたらどのくらい入れればいいのか、っていう足し算。
ヒントを得ようと冷蔵庫内や調味料棚を見渡しても、なんにもピンときません。
味の逆算ができない
お店で食べたあの味に近づけたいけど、どんな調味料が使われていたのか・・・。
しょうゆや砂糖は分かってもそれ以外は見当がつかないことが多い。
10にするには、えーっと・・・
5と2と・・・、うーんと・・・うーん・・・
独特の食文化で育った
沖縄出身の私。
高校を卒業するまで沖縄で暮らしていました。
沖縄の食文化は独特です。
30年ほど前はコンビニも少なく、もちろんファミレスもない環境でした。
夏にはご近所さんや親せきから、食べきれないほどのゴーヤーやへちま、パパイヤをもらい、それを使ったメニューが多かったです。
振り返ると、洋食が圧倒的に少なかった(我が家はカレーさえも出てこなかった)
今の沖縄とはだいぶ違うと思います。
それが「味の引き出しが少ない」につながっていると思います(私はね)
食文化が悪い、と言っているわけではなく、「独特」なことは自慢できることです。
ただ、沖縄から離れ、そこで鍛えてきた「独特」な舌は、まだ現在では活かしきれていない、ということですかね。
結局、料理のアイデアはどうやって生まれるのか
私なりの分析ですが、脳内の「料理」に関する保管場所にたくさん散らばっている情報量が多ければ多いほど、なにかのきっかけで”A”と”B”がつながる。
その瞬間こそ、料理のアイデアが生まれる時なのではないかと思います。
私はその情報がだいぶ少ないんじゃないかと。
情報を増やしていけば、”A”と”B”、”A”と”E”など、つながる機会が増える。
情報を増やすためには、いろいろな味を覚え、料理に関する知識を増やし、そしていろいろなものを食べてみることが大事ではないかと。
手っ取り早いのは外食ですね。
あとは旅行でその土地ならではのお料理に触れる。
それを楽しみながら自分でも作ってみる。
その繰り返しになるのかなぁ。
コメント