図書館で偶然手に取った、タサン志麻さんの本を読み、
これまでもやもやしていたことがクリアになった気がします。
「志麻さんの台所ルール: 毎日のごはん作りがラクになる、一生ものの料理のコツ」という本です。
”毎日のごはん作りがラクになる” に惹かれ冒頭をサラッと読んだのですが、すぐ心をつかまれました。
もやもやしていたこととは
もっと楽しく料理をしたい、でもできない。
冷蔵庫にある食材を眺めても、作れるものが何も思い浮かばない。
それは、料理のレパートリーが少ないからだ。
そう思っていて、レパートリーを増やすためにレシピ本も買い、料理教室に通い、レシピサイトも有料で登録して…と20代の頃から自分なりに努力をしてきました。
たくさん情報をインプットしているつもりなのに、レパートリーが増えないことに、もやもやしていました。
志麻さんの本を読んで気が付いた
私が知りたいのはレシピではなかった!ということに気が付きました。
私に必要だったのは、レパートリーを増やすことではなく、
- 自分が作りたい料理は何かを「イメージ」して、
- その味付けは何を使えばイメージに近いものになるかを「考え」、
- 実際に「味見」をすること
でした。
志麻さんのこの本を読み、私は全然「味見」をしていないことに気が付いたんです。
それで腑に落ちたんです。
あぁ、私に必要だったのは、レシピ情報ではなく、自分の頭で考えてそれに近づけるためにはどうすれば良いか、を考えることなんだなと理解できました。
レシピを見ないと味や分量すら決められなかった原因は、味見をしてこなかった自分だったわけです。
料理脳を動かす練習を始めてみた
まずは自分が食べたいものを考え、頭に浮かんだら気分で味を決めてみました。
新米があるから、おかずはごはんが進む味がいいな。
あまじょっぱい味は、しょうゆと砂糖と酢かな?
家族はしょうゆ味が好きだから、ちょっとしょうゆを多めにしてみよう。
中途半端な量の野菜がいくつか残っているから、炒め物にしよう。
娘が好きなみそ味にして、砂糖も入れて甘めにすれば苦手なナスも食べやすいかな?
自分でもびっくりするぐらい、スムーズに味のイメージができるようになりました。
調味料を合わせたあとは味見をして、自分のイメージ通りの味かどうかを確認します。
これまで、調味料の分量もレシピを見ないと全くイメージができなかった私が、レシピに頼らず自分のイメージで味付けをできるようになってきました。
志麻さんのこの本のおかげで、ずっともやもやしていた私の料理脳がクリアになりました。
図書館に返してしまったけれど、ずっとまた読みかえしたいなぁと思っています。
手元に置いておき、私のバイブル本にしようと思います。
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